脊柱がねじれながら側方へ曲がる脊柱側彎(そくわん)症の多くは成長期の子供に発症し、進行すると学校生活にも支障が出る。早期に発見することが難しいため、進行してから病院にかかるケースが少なくない。ひどく曲がった背骨は元には戻らず、重症になると手術が必要になる。慶応大学病院(東京都)整形外科の松本守雄准教授は「治療法は進歩しており、矯正効果も安全性も高くなっています」と言う。