デンマーク・オーフス大学病院のMorten Schmidt氏らは、同国の徴兵検査を受けた22歳の男性6,500人超を55歳になるまで追跡した結果、22歳で肥満と判定された人では、糖尿病(2型)になるリスクが肥満でない人の8倍以上、死亡リスクは2倍に上ると、英医学誌「BMJ Open」(2013; 3: e002698)に発表した。静脈血栓塞栓(そくせん)症(いわゆるエコノミークラス症候群)や高血圧、心筋梗塞などのリスクも上昇していたという。Schmidt氏らは、若いときに肥満を改善することの重要性を指摘している。