強い運動を続けている男性は、そうでない男性に比べて前立腺がんによって死亡する危険性が低いといわれている。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部のErin Van Blarigan准教授らは、前立腺がんと診断される前に歩くスピードが速かった男性では正常に近い形の血管が多かったと、1月18~21日に米サンディエゴで開かれた米国がん研究協会などの学術集会で発表した。これまでの研究で、正常に近い構造の血管が多いと経過が良いことが指摘されている。Van Blarigan准教授らは、運動をしている男性で前立腺がんの経過が良い理由を解き明かすカギになるかもしれないとしている。