塩分の取り過ぎは高血圧、さらには心臓病や脳卒中などさまざまな病気を引き起こすことから、世界的に減塩の機運が高まっている。英国でも2003~04年に大規模な減塩キャンペーンが展開されたが、ロンドン大学セント・ジョージ校のNaomi M. Marrero氏らは、ロンドン南部に住む5~17歳の子供を調査したところ、「国の減塩キャンペーンにもかかわらず、子供は塩分を取り過ぎている傾向にある」と、3月10日発行の米医学誌「Hypertension」(電子版)に報告した。原因のほとんどは、パンや加工食品だったという。