投手へのトミー・ジョン手術、成績向上も現役生活は短く

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 1974年に米医師フランク・ジョーブ博士によって考案され、これまで多くの投手をマウンドに復帰させてきたトミー・ジョン手術(肘内側側副靱帯=じんたい=再建術)。肘の靱帯を断裂してしまった投手にとって頼みの綱で、日本の野球界でもこの手術を受けている選手は多い。では実際に、この手術を受けた投手はどの程度の割合で復帰し、活躍しているのか―。米ラッシュ大学医療センターのAnil K. Gupta氏らは、米大リーグでの状況を調査し、その結果を3月15日に米ニューオーリンズで開かれた米国スポーツ医学整形外科学会で報告した。防御率の向上など成績が上がっていたが、一方で現役生活は短い傾向にあったという。詳細は、米医学誌「American Journal of Sports Medicine」3月号(2014; 42: 536-543)に掲載されている。

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