日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が今月、検査の基準値を見直し、血圧では収縮期(最大)血圧を147mmHg以下、拡張期(最小)血圧を94mmHg以下とした。しかし、これでは日本高血圧学会の正常値(それぞれ130未満、85未満)と大きな差が出るため、多くの人が混乱してしまう。なぜ2つの基準値が生まれたのか、さらにどちらが正しいのか―。両学会の声明などから探った。