生レバーに寄生する「肝蛭」、市場に出ている可能性も

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 2012年に提供が禁止された牛レバーの生食(レバ刺し)だが、消費者からの人気は根強く、罰則(2年以下の懲役か200万円以下の罰金)が定められているにもかかわらず、隠れて提供している店もあるようだ。こうした牛レバーの生食によって起こる病気として、肝蛭(かんてつ)症がある。岐阜県食肉衛生検査所の松尾加代子氏は、日本寄生虫学会の会合で、原因となる寄生虫の肝蛭に感染したばかりの牛が検査などで見落とされ、市場に出回っている恐れがあるとして注意が必要と呼びかけた。なお、肝蛭は牛だけでなく、豚や羊などのレバーにも寄生する。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする