脳卒中を起こすと、麻痺(まひ)などの後遺症が残り、日常生活が大きく妨げられる。最近、脳に電流を流して脳活動のバランスを整え、リハビリを併用することで脳に残っている能力を引き出す新しい治療法が注目されている。東京慈恵会医科大学付属病院でこの治療法「NEURO(ニューロ)プログラム」に取り組む、リハビリテーション科の安保雅博診療部長に聞いた。8割の患者で腕や手指の麻痺が改善したという。