世界的に肥満が増加しており、2013年現在で3人に1人が肥満との調査結果が、東京大学大学院医学系研究科の渋谷健司教授(国際保健政策学)ら日本の研究者も参加した国際共同研究「GBD研究2013」で分かった。肥満の増加は大人だけでなく子供でも著しく、その傾向は特に先進国で強かったという。しかし、大人も子供も肥満率トップ5は、ポリネシアやミクロネシアなどの太平洋に浮かぶ島々が中心。最も高かった国の肥満率は9割近くにも上った。日本の肥満率は低く、特に大人の女性はアジアの中でも大幅に低い数値だった。詳細は、5月29日発行の英医学誌「Lancet」(電子版)に掲載されている。