塩分取り過ぎといわれる日本人にとって、ナトリウムの排出を促すカリウムは重要なミネラルだ。米アルバートアインシュタイン医科大学のArjun Seth氏らは、米国の女性約9万人を調べた結果、食事からカリウムを取る量が多い女性では、少ない女性に比べて脳卒中になる危険性が低かったと、9月4日発行の米医学誌「Stroke」(電子版)に報告した。この効果は、高血圧でない女性でより大きかったという。カリウムの多い食材は、ジャガイモやバナナなどが挙げられるが、水に溶ける性質があるので調理する場合は注意が必要だ。