禁煙すると太ることは多くの研究で証明されていることだが、ニコチンへの依存度が高いとその傾向が強くなるようだ。国立病院機構京都医療センター総合内科の小見山麻紀氏らは、同センターの禁煙外来を受診した人を検討した結果、ニコチン依存度を示す「FTND指数」が高い人ほど体重が増加することが認められたと、8月21日発行の米科学誌「PLoS One」(電子版)に報告した。小見山氏らは、ニコチン依存度が高い人には禁煙治療と並行して体重管理も行う必要性が示唆されたとコメントしている。