国立感染症研究所(東京都)の発表によると、2013年8月現在で国内の風疹報告数は1万3,747人に達している。1週間当たりの報告数は61人と今年初めの水準まで下がったが、流行前の2010年の全報告数(87人)と比べると、流行が終息したとはいえない状況だ。一時はワクチンの在庫が不足し、予防接種の費用を負担する対象者を限定する自治体も出ていたものの、流通状況が改善しつつあることから、限定の解除とともに当初今年9月末までとしていた助成期限を延長するところも登場している。最近、相次いで風疹対策に関する公式発表を行った神奈川県川崎市、同横浜市、千葉県千葉市、宮城県仙台市の取り組みを紹介する。 最新の風疹(三日ばしか)発生報告数と年間推移を見る