子供の食物アレルギーは、乳幼児の7~9%、小学生では2~3%に見られ、対応を誤ると成長障害だけでなく、ショックによって命にも関わることもある。適切な治療を受けるには専門医による診断が欠かせない。東京都立小児総合医療センター・アレルギー科の赤澤晃部長は「原因食品がナッツとそばの場合に重症になることが多い。こうした子供では、アドレナリンの自己注射セットを常備してください」と助言している。