抗生物質(抗菌薬)はさまざまな病気に対して処方されているため、"万能薬"と信じている人が少なくないようだ。英公衆衛生局(PHE)は11月18日、15歳以上の自国民1,625人を対象に調査したところ、「抗生物質で喘息(ぜんそく)や頭痛、花粉症も治療できる」と信じている人が一定数いることが分かったと発表した。抗生物質で対処できるのは細菌のみだが、ウイルスや真菌(カビ)にも有効と考えている人も25~40%に上ったという。関係者は「抗生物質が万能薬との誤った認識は、動かしがたい都市伝説となっている」とし、さらなる啓発が必要との見解を示している(見出しの質問の答えは「ウソ」)。