毎年3月30日は「世界双極性障害デー」。病名を聞いてもピンと来ない人も多いようだが、これはかつて「躁(そう)うつ病」と呼ばれていた精神疾患の一つだ(関連記事=双極性障害ってどんな病気?)。外見からは病気と見られず健康と勘違いされたり、治す気持ちがあるのかと問い詰められたり...。この病気に対する正確な知識と理解がないために、患者は病気とは別の苦しみを抱えている。今年から、わが国でも日本うつ病学会がイベントなどを通じてこの病気の認知度や理解度の向上を目指していく。3月27日には東京都内でメディア懇親会が開かれ、双極性障害の患者団体主宰者など3人の当事者が講演を行った。