子供の頃に定期的に受ける眼科検診だが、コンタクトレンズを使っている人は別として、大人になってから受けたことがないという人も多いのでは? そんな大人が眼科検診を受けた場合、日本人の失明が36%減る可能性があるという試算が発表された。4月16~19日に札幌市で開かれた日本眼科学会の会合で報告した杏林大学大学院医学研究科の山田昌和教授(眼科)は、失明が減るのは緑内障などの病気がいち早く発見できるためで、費用と効果のバランスも良好だったと説明した。