運動をしない限り年を取るごとに筋力は落ちていくが、そんな筋力を簡単に測定できるのが握力だ。カナダ・マックマスター大学健康科学部医学科のダリル・リョン准教授らは、世界17カ国14万人分のデータを解析した研究の結果、握力を測ることで死亡リスクを予測できると、5月13日発行の英医学誌「ランセット」(電子版)に報告した。握力が5キロ下がるごとに、死亡リスクが1.16倍になったという。