てんかんは、世界で100人に1人が持つといわれる身近な病気。適切な診断と治療で約8割の人で発作がなくなり、普通の生活を取り戻せるが、それを知っている人は少ない。東北大学大学院医学系研究科の中里信和教授(てんかん学)は7月24日、東京都内で開かれたプレスセミナー(主催=大塚製薬、ユーシービージャパン)で、てんかん発作で多い症状は手や口などを無意識にモゾモゾと動かす発作なのだが、この発作の存在を知っているのは医師でも少ないことなどを紹介。てんかんについて患者本人はもちろんのこと、社会全体が知る必要があると説いた。