以前、某ヨーグルト飲料のCMでもいわれていた通り、世界にはさまざまな健康法がある。当然というべきか、その中には日本人には到底理解できないようなものも少なくない。とはいえ、実際にその地域でずっと健康法として伝わってきたものには、それなりの理由があるのではないだろうか。そう考えた筆者は、実際にそれらの健康法を試してみることにした。今回トライするのは、上記のCMでも使われていた、ロシアの健康法「ニンニクネックレス」。もともと、ロシアは2013年時点でのニンニクの生産量が世界5位のニンニク大国で、現地では「ロシアのペニシリン」と呼ばれるほどにポピュラーな食材だ。戦争の際に抗生物質の代役として使われたり、ソビエト連邦時代には、税金として納めることがあったほどに重要視されたという歴史がある。ロシアでは、この健康法以外にも、病人の枕元に、刻んだニンニクを小さな器などに入れて置いておくという民間療法もあるという。