二次性徴で「死にたい」も―GID当事者にアンケート調査

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 文部科学省は今年4月、性同一性障害(GID)の児童や生徒に対して適切な対応が学校でなされるよう求める通知を、各都道府県の教育委員会などに発出した。しかし、学校現場での対応は遅れており、GIDを含む性的なマイノリティー(少数派)への支援が急がれる。こうした中、女性クリニックWe富山(富山市)の種部恭子院長は、GIDの当事者にアンケート調査を行った結果、8割が男女の体の変化がはっきりする第二次性徴を嫌悪しており、中には「死にたい」との気持ちを抱く声もあったと、8月29~30日に大津市で開かれた日本思春期学会の会合で報告した。種部院長は、GID当事者の教育には慎重な配慮が必要になるとしている。

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