口の中が乾燥するドライマウス(口腔=こうくう=乾燥症)。症状の軽重はあれ、この病気に悩まされている人は、推定で800万人近くとも3,000万人ともいわれている(ドライマウス研究会より)。これまで対症療法しかなかったが、徳島大学大学院医歯薬学研究部の学生、佐藤南さん(口腔顎顔面矯正学)らは、低出力パルス超音波(LIPUS)がドライマウスを改善する可能性があることを突き止め、10月7日発行の英医学誌「Arthritis Research & Therapy」(電子版)に報告した。ドライマウスの根本的な治療法になるかもしれないという。