ハムやソーセージの「発がん性」、日本人は心配なし?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 国際がん研究組織(IARC)が10月26日に、ハムやソーセージなどの加工肉を「発がん性がある(グループ1)」、赤身肉を「発がん性がおそらくある(グループ2A)」と分類すると発表し(「Lancet Oncology」電子版)、各メディアが一斉に報道した。IARCの発表はこれまでも、携帯電話の電波や身の回りの化学物質などの評価で注目を浴びてきたが、今回は非常に身近な食品の評価だったこともあり、国内外でかなりの反響があったようだ。IARCの上部団体である世界保健機関(WHO)は「問い合わせが殺到した」ため、公式サイトにQ&Aを掲載。各国当局や団体もIARCの論文に対してさまざまな反応をしており、日本では国立がん研究センターが「日本人の平均的な摂取の範囲であれば、大腸がんリスクに与える影響はないか、あっても小さい」との見解を示している。

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