抗がん剤による抜け毛は、特に女性患者にとってつらい副作用の一つだろう。こうした中、米食品医薬品局(FDA)は12月8日、抗がん剤の治療を受ける乳がん患者の脱毛症を予防するため、米医療機器メーカー「ディグニターナ(Dignitana)」が開発した頭部冷却装置「ディグニキャップ(DingniCap)」を承認した。頭皮を冷やすことで血管を収縮させ、毛母細胞に届く抗がん剤の量を減らし、抜け毛を防ぐという。