若者に比べ、高齢者ではインフルエンザワクチンの効果が低いとされている。ブラジル・サンパウロ大学薬学部のエウデル・ナカヤ助教らは、その原因を突き止め、昨年12月15日発行の免疫学専門誌「Immunity」(2015; 43: 1186-1198)に報告した。高齢者では免疫が、ワクチンの力を引き出すのに適した状態ではないことが関係しているという。