今後50年以内に近視の人は約50億人まで増え、世界人口のほぼ半数を占めるようになるとの推計が、2月12日発行の米国眼科学会誌「Ophthalmology」(電子版)に報告された。オーストラリアの研究者らが、世界各国から集めた145件の研究データを分析して導き出したもので、白内障など失明する危険性の高い病気に進行しがちな「強度近視」の人口は、近視の人の5人に1人を占めるとの予測も示されている。