「座り過ぎ」で縮んだ寿命は取り戻せる

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 日常的に座っている時間が長い人は、心臓病や糖尿病、がんなどの病気を発症するリスクが高いだけでなく、寿命も短い―そんな研究結果が近年、相次いで報告されている(関連記事:「座って過ごす時間が長過ぎ」で年間43万人が死亡)。とはいえ、デスクワークが中心のオフィスワーカーにとって、座っている時間を短くすることは難しい。でも、大丈夫。1日8時間座っていたことによって高まった死亡リスクは、1日1時間の運動で帳消しにできることが、ノルウェーのスポーツ科学大学のオルフ・エーケルンド教授らによる男女約100万人のデータ分析から明らかになったのだ。しかも、同教授によると「1時間の運動」のためにスポーツジムに通う必要なく、早歩きやサイクリングで十分だという。この分析結果は7月27日発行の英医学誌「Lancet」(電子版)に発表された。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする