© Adobe Stock ※画像はイメージです 乳児期に父親が育児に多く関わった子どもでは、16歳時点のメンタルヘルスの不調リスクが低かったと、国立成育医療研究センターの研究グループが発表した。 海外では幼少期の父親の育児への関わりが、子どものメンタルヘルスに長期的な影響を及ぼすと報告されているが、日本での検討は少ない。研究グループは、2001年に生まれた全国1万8510人の子どものいる家庭を対象にした国の調査のデータを分析し、生後半年時点での父親の育児への関わりと16歳時点の子どものメンタルヘルスとの関連を検討した。 おむつ交換や入浴介助など、父親の育児参加の程度により4グループに分けて分析した結果、関わりが最も少ないグループと比べ、最も多いグループでは、16歳時点でのメンタルヘルス不調のリスクが10%低かった。(メディカルトリビューン=時事)