© Adobe Stock ※画像はイメージです 長時間に及ぶテレビなどのデジタル視聴による子どもの神経発達への影響は、外遊びにより軽減される可能性があると、大阪大などの研究グループが発表した。 幼児期のデジタル視聴時間が長いと神経発達に悪影響を及ぼすとされるが、否定する研究データもある。研究グループは、2007年12月~12年3月に出生し、成長を調査する研究(浜松医科大子どものこころの発達研究センターが実施)に参加した885人のデータを解析。デジタル視聴時間の長さと神経発達との関連や、外遊びによる影響を検討した。 その結果、幼児期のデジタル視聴時間が長い子どもは、コミュニケーション機能の発達にわずかながら望ましくない影響が示された一方、その影響は頻繁な外遊びによって軽減される可能性が示唆された。 研究グループは「幼児期のデジタル視聴を『スマホ育児』としてデメリットだけ捉えることは見直すべきだ」とコメントしている。 (メディカルトリビューン=時事)