肥満や代謝異常でがんリスク増

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 糖や脂質の代謝に問題があり、肥満の人はがんになりやすいことが分かったと、徳島大などの研究グループが発表した。

 肥満の有無、代謝異常の有無で分類する「代謝表現型」。研究グループは日本人5万3042人のデータに基づき、〔1〕代謝異常があり肥満〔2〕代謝異常がなく肥満〔3〕代謝異常があり正常体重〔4〕代謝異常がなく正常体重―の四つの代謝表現型に分け、がんとの関連を解析した。9.1年(中央値)の追跡期間中に4467人ががんに罹患(りかん)した。

 年齢などの因子を調整して解析した結果、〔1〕の人は全てのがんの罹患しやすさに関係していた。部位別の解析では、〔1〕〔2〕の人は大腸がんや肝臓がんに、〔3〕の人は膵臓(すいぞう)がんになりやすかった。

 女性では、〔1〕〔2〕は乳がんになりやすく、〔1〕の人は子宮体がんにもかかりやすかった。(メディカルトリビューン=時事)

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