ガムなどに使われるシナモンミントやシナモンフレーバーなどの香料成分に新型コロナウイルスの感染を抑える作用があることが分かったと、日本大の研究グループが発表した。 新型コロナ感染は、「スパイクタンパク質」とヒトの細胞の受容体が結合し引き起こされる。これまでの研究で、一部の香料や香料組成物がこの結合を阻害することが分かっているが、研究グループはさらに詳細に調べるため、8種類の香料化合物で実験を行った。 分析の結果、8種類の中でもシナモンフレーバーとシナモンミントは、他の香料に比べ新型コロナへの感染を抑える効果が強いことが分かった。研究グループは「シナモンはコロナ感染や後遺症予防に有益な可能性がある」としている。(メディカルトリビューン=時事)