便秘の心不全患者、死亡率高く

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 便秘を合併した状態で入院した急性心不全の患者は、その後2年以内の死亡率が高まることが分かったと、高知大医学部付属病院などの研究グループが発表した。

 便秘は心血管疾患の発症リスクとの関連が指摘されているが、心不全患者の死亡率との関連は明らかでなかった。

 研究グループは、2017年5月~19年12月に急性心不全で高知県内の病院に入院した715人のデータを収集。便秘の有無と入院から2年以内の死亡率との関連などを検討した。

 便秘を合併していたのは124人で、155人(入院時の年齢中央値85歳)が死亡、560人(同80歳)が生存していた。解析の結果、便秘があった人はなかった人に比べ、顕著に死亡率が高く、便秘の他に慢性閉塞性肺疾患、加齢による心身の衰え(フレイル)も死亡率の高さと関連していた。(メディカルトリビューン=時事)

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