1950~80年代に生まれた35~69歳の中高年世代では、2015~20年度の体格指数(BMI)の推移が増加傾向だったと、慶応大などの研究グループが発表した。 研究グループは、15年度に全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入する35~69歳までの男女815万5894人のデータを用い、性別や5歳ごとの年齢区分に基づいて14のグループに分類。15~20年度の六つの時点において、肥満の指標(BMIが25以上)や身長、体重の推移を調べた。 分析の結果、BMIの変化は男女ともに全年齢層で増加傾向だった。身長は加齢に伴い縮む傾向にあり、35~39歳を基準とした場合、70~74歳では男女ともに累積で約3センチ低くなることが分かった。65歳以上の男性では体重は減少傾向にあったが、身長も縮むためBMIは増加する結果となった。(メディカルトリビューン=時事)