健康診断を3年受診していない人は受診している人に比べ2型糖尿病や将来的に透析に至るリスクが高いと、国立循環器病研究センターなどの研究グループが発表した。 研究グループは、2021年度に健康診断を受診した40歳以上の国民健康保険加入者3472人のデータを分析。18~20年度の健診受診頻度と2型糖尿病リスクとの関係などを検討した。 その結果、3年間に1回も健診を受けなかった人は、毎年受診した人に比べ、2型糖尿病のリスクが高まっていた。また、高リスク者39人のうち32人が将来的に透析が必要になる可能性があるとされたが、早期に治療を開始すれば31人が透析を回避できることも示された。(メディカルトリビューン=時事)