日本版HTA「小さく導入し,徐々に推進を」
米国製薬工業協会TF委員長
2015年09月01日 21:24
米国製薬工業協会(PhRMA)は8月31日,東京都で記者会見を開催。同協会インターナショナルHTAタスクフォース委員長のDavid L. Grainger氏(Eli Lillyグローバル公共政策担当統括部長)が,近々日本でも導入が見込まれる「医療技術等の評価(Health Technology Assessment: HTA)」に関する講演を行った。日本では既に医療技術本体,医薬品,医療材料のいずれの分野においてもHTAの枠組みが内包化されており,HTAを先行して導入した国々とは背景が大きく異なると指摘。一方,先行導入国ではHTA導入に伴う「副作用」に直面しており,日本での導入に当たっては海外事例から教訓を得て,「小さく導入し徐々に推進されていくことが望ましい」との見解を示した。