進行腎細胞がんに対する新治療で有望な試験結果
2015年10月05日 10:00
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初回治療後に増悪を来した進行腎細胞がんに対する標準治療薬であるmTOR阻害薬エベロリムスと,免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体ニボルマブ,または新規の血管内皮増殖因子受容体-チロシンキナーゼ阻害薬(VEGFR-TKI)cabozantinibのそれぞれを比較する国際オープンラベルランダム化第Ⅲ相試験の結果が,欧州癌学会(ECC 2015,9月25〜29日,ウィーン)とN Engl J Med(2015年9月25日オンライン版,1,2)で発表され,両薬剤とも生命予後の改善に有望であることが報告された。