本日(9月16日)、開発中のGLP-1受容体作動薬で、週1回皮下注射製剤のsemaglutideによる心血管安全性を評価したSUSTAIN-6試験の成績が明らかになった。20カ国で登録された心血管リスクが高い2型糖尿病患者約3,200例を対象とした同試験では、標準的な糖尿病治療にsemaglutide(0.5mgまたは1.0mg/週)を加えることで、プラセボを加えた場合に比べ心血管イベントのリスクが26%有意に低下することが示された。米・Research Medical CenterのSteven Marso氏らがN Engl J Med (2016年9月16日オンライン版)に発表した。また、この成績は欧州糖尿病学会(EASD2016、9月12~16日、ミュンヘン)でも報告された。