「SGLT2阻害薬で下肢切断リスク増」警告
欧州で添付文書への追記を勧告
2017年02月14日 07:20
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欧州医薬品庁(EMA)の医薬品安全性監視・リスク評価委員会(PRAC)は2月10日、現在進行中のカナグリフロジンを用いた2件の臨床試験(CANVAS、CANVAS-R)の中間解析データに基づき、「2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬の使用で下肢切断リスクが上昇する可能性がある」とする警告を発出した。カナグリフロジン以外のSGLT2阻害薬についても「これまでにリスク上昇を示す報告はないが、データが限定的である」として、全てのSGLT2阻害薬について同リスク上昇の可能性があるとの警告を添付文書に追記するよう勧告している。