アメリカ大陸におけるジカウイルス感染症の流行前後で、新生児や胎児における小頭症などの先天異常の頻度が約20倍に増加したことが米疾病対策センター(CDC)の研究グループによる研究から明らかになった。米・マサチューセッツ州など米国内の3地域における2013~14年と2016年の調査データを比べたところ、先天性ジカウイルス感染症で認められるとされている先天異常の発生率がいずれも増加していることが示されたという。詳細はMMWR Morb Mortal Wkly Rep(2017; 66 : 219-222)に掲載されている。