昨年(2016年)、熊本県で発生した大規模な地震は人々の生活に甚大な被害を及ぼした。地震発生直後から地元および他県からの医師や医療スタッフと静脈血栓塞栓症(VTE)などへの対応を行ってきた熊本市民病院首席診療部長・神経内科部長の橋本洋一郎氏に、熊本地震から得た教訓と今後の震災医療に向けての提言を寄稿してもらった。