90年以降、都道府県の平均寿命の格差が拡大
世界疾病負担研究(GBD)2015
2017年08月17日 06:10
2名の医師が参考になったと回答
© Getty Images ※画像はイメージです
東京大学大学院国際保健政策学教室の野村周平氏らは、世界疾病負担研究(GBD)2015におけるわが国のデータを解析し「1990年以降の25年間で平均寿命および健康寿命の都道府県間の最大格差が拡大していたが、保健医療システムの予算および人的資源との関連は示されなかった。社会の超高齢化が進む中で健康転換が進展し、各種健康指標で見た地域間格差が拡大しているわが国の現状は、都道府県ごとに保健医療システムの成果を再検証する必要性を示唆していると言えそうだ」とLancet(2017年7月19日オンライン版)で報告した。〔関連記事「世界の肥満関連死、25年で3割増」、「医療の質、日本は195カ国中11位」、「小児・青年の死亡は世界的に減少」、読み解くためのキーワード:健康転換(health transition)〕