【解説】二次がん対策は喫緊の課題
日本小児血液・がん学会理事長/広島大学病院小児外科教授 檜山 英三
2017年12月22日 06:15
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〔編集部から〕新規にがんと診断された患者におけるがんの既往歴について、米国立がん研究所(NCI)のがん疫学登録データベースSEERのデータを用いた検討の結果から、新規がんの約2割は二次以上の原発がんで、過去に発症したがんの有病率は年齢と新規がんの種類で異なることが、JAMA Oncology(2017年11月22日オンライン版)で報告された。(関連記事:「新規がんの約2割が二次がん」、「【キーワード】二次がん」)。同報告の意義、および日本の二次がんの実態について、日本小児血液・がん学会理事長で広島大学病院小児外科教授の檜山英三氏に解説してもらった。