日本呼吸器学会は、喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)の合併した病態に対する初めての診療指針となる、『喘息とCOPDのオーバーラップ(ACO)診断と治療の手引き2018』(以下、手引き)を昨年(2017年)末刊行した。その作成委員で横浜市立大学呼吸器病学主任教授の金子猛氏は、手引きの特色や有用性について第58回同学会(4月27~29日)で論述した。