胃食道逆流症(GERD)に対しては、標準的な治療薬としてプロトンポンプ阻害薬(PPI)が広く使用されているが、PPIに抵抗性を示すGERD患者は少なくない。こうした中、治療抵抗性のGERD患者において、開発中の胆汁酸吸着薬であるIW-3718をPPIと併用することで、胸焼け症状の重症度が低下したとするランダム化比較試験の結果が明らかになった。米・Vanderbilt University Medical CenterのMichael F. Vaezi氏らがGastroenterology(2020年2月21日オンライン版)に報告した。