【ブリュッセルAFP時事】欧州連合(EU)加盟国が、一部の幼虫を食べても安全な「革新的な食品」として法制度を整備していくことで合意した。加盟27カ国内で、ゴミムシダマシの幼虫「ミールワーム」などをハンバーガーやプロテイン飲料、ビスケットに合法的に使えるようになる。 欧州委員会が4日、明らかにした。「虫でたんぱく質を摂取するのは別に新しい話ではない。世界各地でずっと虫を食べている」と強調した。 欧州委員会によると、既に11件の虫を使った「新食品」の申請があり、審査されていくことになる。特にアレルギーのある人に配慮し、虫を使った食品には表示を義務付ける。加盟国の一部では既に流通している国もあるが、EU全体としての認可は初の試みとなる。 (2021年5月7日 時事メディカル)