CAR-T療法に伴う神経障害の予測マーカー

治療前NfL値が予測因子に

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 CD19標的キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T)療法を受けた患者の40~60%が発症する免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)のリスクを、治療前の血漿中ニューロフィラメント軽鎖(NfL)値で早期に予測できる可能性が示された。米・Washington UniversityのOmar H. Butt氏らが、CAR-T療法を受けた30例を解析した結果、ICANS発症例では非発症例と比べてCAR-T療法施行前に行うリンパ球除去療法施行時のNfL値が有意に高く、NfL高値はCAR-T製剤投与30日後まで持続していたとJAMA Oncol2022年9月1日オンライン版)に発表した。

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