呼吸器科医の働き方改革の実際
日本呼吸器学会会員アンケートから読み解く
2023年06月05日 16:20
273名の医師が参考になったと回答
日本呼吸器学会の将来計画委員会では、学会員に対し働き方に関するアンケートを毎年実施している。同委員会委員で同学会男女共同参画委員会副委員長も務める山口赤十字病院(山口市)院長補佐の國近尚美氏は、第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で昨年(2022年)の第62回同学会会期中(2022年4月22~24日)およびオンデマンド配信中に実施したアンケートの結果を紹介。呼吸器科医は全国的に少なく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者への対応や全身管理を求められるといった特徴から働き方改革の実現が難しいとの印象が持たれてきたが、同氏は「着実な改善が見られた。学会・委員会として呼吸器科医が長く働き続けられる環境をつくっていきたい」と述べた。