SGLT2阻害薬は血糖降下作用を有するだけでなく、心不全や慢性腎臓病への有効性が報告されているが、それらの有効性がクラスエフェクトかドラッグエフェクトなのかは不明である。そこで相澤病院(長野県)糖尿病センターの土屋泰佑氏は、同院外来で各種SGLT2阻害薬を1年以上投与された患者を対象に観察研究を実施。腎保護作用には薬剤間で差異がある可能性が示唆されたと第66回日本糖尿病学会(5月11~13日)で報告した。