手術部位感染(SSI)予防のため術前の皮膚消毒に用いる薬剤として、ポビドンヨードとクロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)のいずれを使用すべきかについては、現在も議論が続いている。スイス・University Hospital BaselのAndreas F. Widmer氏らは、3,000例超を対象にポビドンヨードとCHGのSSI予防効果を比較する多施設共同評価者盲検のクラスターランダム化クロスオーバー非劣性試験を実施。その結果、ポビドンヨードのCHGに対する非劣性が示されたとJAMA(2024年6月17日オンライン版)に報告した。(関連記事「有効な術前消毒薬の順位を発表!」)