肥満の一般的な指標はBMIだが、内臓脂肪の分布を反映していないため、より包括的な肥満指標として身長とウエスト周囲長から算出する身体の丸み指数(body roundness index;BRI)が提案されている。中国・Beijing University of Chinese MedicineのXiaoqian Zhang氏らは、1999~2018年の米国民健康・栄養調査(NHANES)に参加した成人3万例超のデータを用いてBRIの推移と全死亡との関連を検討。その結果、米国成人のBRIは上昇傾向にあり、BRIの最低5分位群と最高5分位群で全死亡リスクが上昇するU字形の関連が認められたとJAMA Netw Open(2024; 7: e2415051)に発表した。(関連記事「高齢者の肥満、どう管理すべき?」)