アトピー性皮膚炎は、全ての年齢層の患者に影響を及ぼす慢性炎症性皮膚疾患だが、患者の生活に与える影響は世代によって異なる可能性がある。世代間でのアトピー性皮膚炎の客観的および主観的な重症度の違いを理解することは、個別化ケアに有用かもしれない。そこで、スペイン・University of GranadaのClara Ureña-Paniego氏らは、Z世代とミレニアル世代でアトピー性皮膚炎の臨床的重症度と主観的影響を比較する横断的観察研究を実施。Z世代ではミレニアル世代よりも主観的な重症度の認識が高かったことをInt J Dermatol(2024年7月25日オンライン版)に報告した。